お知らせ

記事掲載(租税教室の現場から)について

今回は税理士会の会報誌に掲載された記事を紹介させていただきます。
テーマは「租税教室の現場から」です。(税理士会所属の読者を対象に執筆した内容です)
租税教育活動は税理士として大切な取り組みのひとつと捉えており、今後も税理士会の活動に積極的に関与していきたいと考えています。

出典元:東京税理士会 武蔵府中支部 会報誌 第103号

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『租税教室の現場から』(租税教育委員会 瀬口 徹)

租税教育委員の瀬口です。
私は租税教室の講師を務めさせていただく機会が多いため、今回は「租税教室の現場から」というテーマで租税教室の一端を皆様に紹介させていただきます。

租税教室とは学校からの依頼により税に関する出張講義(特別授業)を行うもので、税理士会の重点施策の一つに位置付けられています。当支部では主に府中市、調布市、狛江市の小学校および中学校で行なっています。

租税教室は毎年多数の学校で開催されます。一方で、受講する児童や生徒一人一人にとっては生涯で一度きりかもしれない貴重な機会です。想い出や印象に残る授業とすることができるよう、講師一同しっかりと準備をして熱心に取り組んでいます。

子どもたちとの交流はいつも楽しく、私の授業では生徒たちから質問等があった場合、それらの発言をなるべく取り上げ、双方向でコミュニケーションを取ることができるよう心掛けています。

また、内容にクイズやゲームを盛り込むことで、子どもたちに楽しく学んでもらえるよう様々な工夫を凝らしています。

たとえば小学校ではA村B村ゲームというものを行なっています。仮想国にあるA村とB村の間に流れる川の氾濫を防ぐため、工事に必要なお金を出すかどうかを決めてもらうゲームです。「税金というルールがなぜ必要なのか」を理解してもらうことがゲームの目的です。

中学校では生徒に6つの班に分かれてもらい、それぞれ収入が異なる条件下でどうすれば税金をより「公平」に集められるかについて、各自で考え、話し合い、発表してもらうといったゲームを行っています。

いずれも講師が一方的に話をするのではなく、子どもたちに疑問を投げかけ、税のしくみについて自発的に考えてもらうことを目的としています。

授業終了後には子どもたちが駆け寄ってきて、「楽しい授業でした!」「とても分かりやすかったです!」など涙が出るほど嬉しい言葉をかけてくれることがあります。時には「税理士ってどれくらい儲かるんですか?」などと答えにくい質問を受けることもあります。子どもたちの心は本当に純粋で、こちらがハッとさせられるような質問を受けることも多々あります。

講師を務める先生方の中には、「いつか自分の母校で講師を務めてみたい」「いつか息子や娘の通うクラスで講師を務めてみたい」などの目標を持って取り組んでいる方もおられます。

また講師を務めることによって本来業務に還元されるなどメリットを感じている先生方も少なくありません。(「お客様に対し税のしくみを分かりやすく説明できるようになった」「人前で話すスキルを身に付けることができた」など)

さて、最後になりますが当記事をお読みいただき少しでも租税教室に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非とも私たちと一緒に講師活動を始めてみませんか。

大袈裟な表現と思われるかもしれませんが、子どもたちは本当に目を輝かせて一生懸命に話を聴いてくれます。そういった意味からも租税教室の講師はとても楽しく、やりがいのある仕事だと思います。

ご興味のある方はお気軽に支部事務局までご連絡ください。

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瀬口徹税理士事務所は社会貢献活動を重要な経営課題のひとつと捉えており、府中市をはじめとした公的機関や東京税理士会の活動に積極的に関与・協力しています。
今後も税の無料相談会や小中学校での租税教育に積極的に参加することで、税の啓蒙活動に尽力して参ります。

ABOUT ME
税理士 瀬口 徹
東京都府中市を中心に活動する税理士・宅地建物取引士。 個人の方の確定申告を応援します! 詳しくは → プロフィールへ
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