実は帳簿の付け方で悩んでいることがありまして…。
カットやカラーリングなどの「サービス売上」と、シャンプーなどのヘアケア商品を販売する「商品売上」です。
どっちも同じ売上なんだから、税金計算上はまとめちゃっても構わないんですよね?
分けるべきか?分けざるべきか?
経理をしていると、細かく集計すべきか否か迷う場面が多々あります。
これは売上に限らず経費などでも同じことがいえますね。
たとえば通信費。
通信費にもいろいろな種類があります。
インターネット代、電話代、切手代など…内容は様々です。
それぞれ個別に集計していくのか?
それとも全部まとめて通信費として処理してしまうのか?
悩ましい場面がありますね。
個別に集計すれば内容を詳細に把握できる一方、ざっくりまとめて集計すれば処理が簡単になるメリットがあります。
迷ったら分ける
このように迷うことがあればひとまず天秤にかけるべきでしょう。
分けることによるメリット(内容がより詳細に把握できる)が、分けることによるデメリット(煩雑さ)を上回るか、よくよく検討してみるのです。
メリットの方が大きかったら迷わず分けましょう。
デメリットが大きかったら分けない方がいいでしょう。
その上でなお決めかねるあなたには、この言葉を贈ります。
「迷ったら分けましょう」
その理由はただひとつ。
「後から合算するのは簡単だけど、後から分けるのは大変だから」です。
補助科目を活用する
ほとんどの会計ソフトには、一つの勘定科目に複数の補助科目を付し細かく集計できる機能があります。
弥生会計を例にとって説明しましょう。
たとえば「通信費」という勘定科目の下に「インターネット代」「電話代」「切手代」という補助科目を作成したい場合。
弥生会計を開き、メニューから「設定」→「科目設定」を開きます。
科目設定の画面が開いたら、「損益科目」タブの中から「通信費」を探して選択します。
メニュー左から4つめの「補助作成ボタン」を押します。
「補助科目の編集」ポップアップが開くので、「補助科目名」と「サーチキー英字(検索するとき便利です)」を入力してOKボタンを押します。
通信費の下にインターネット代という補助科目が設定されました。
この作業を繰り返して必要な補助科目をすべて設定すれば完成です。
あとは日々の仕訳入力で、通信費を入力する際に補助科目も併せて入力しておきましょう。
このようにあらかじめ分けて集計しておけば、内容を詳細に把握できるうえ後々困ることも少ないでしょう。
迷ったときには取りあえず分けて集計しておくことをおすすめします。
まとめ
・分けるメリット(内容を詳細に把握できる)の方が大きければ、迷わず分けよう
・分けるデメリット(煩雑さ)の方が大きければ、分けるのはやめておこう
・迷うようなら、まずは分けておこう
迷ったら分ける、ですね。
迷ったらやる
迷ったら会う
迷ったら買う
迷ったら食べる
すべて私のポリシーです!!
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