今回はそのことについて教えてください!
はい、それでは一緒に確認していきましょう。
消費税の簡易課税制度とは?
消費税の原則的な計算方法を本則課税といい、「預かった消費税」から「支払った消費税」を差し引く方法でした。
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しかし、この計算方法は集計に莫大な手間と時間がかかります。
特にフリーランスのような規模の小さな事業者にとって、事務負担が大きくなってしまう問題点がありました。
そこで、小規模事業者の負担を軽減するという観点から「簡易課税制度」という特別なルールが設けられています。
今回はこの「簡易課税制度」について説明していきます。
名前からしてイメージしやすいですよね。
計算方法が簡易(シンプルで楽ちん)な制度、という意味です。
簡易課税制度の計算方法
では簡易課税の計算は具体的にどのように行うのでしょうか?
本則課税の場合、「預かった消費税」と「支払った消費税」をそれぞれ集計して、その差額から納税額を求める計算方法でした。
この方法で計算する場合、1年間の全ての取引について「預かった消費税」と「支払った消費税」の両方を正確に集計して把握する必要があります。
一方、簡易課税の場合には「預かった消費税」だけを集計すれば良く、「支払った消費税」については集計する必要がありません。
ここが簡易課税のポイントです。
たとえばヒトミさんのような飲食店業の場合には一律60%と決まっています。
本則課税と簡易課税の比較(事務負担)
それを省略できるのはとても助かりますね。
まとめ
- 消費税には2種類の計算方法がある(本則課税と簡易課税)
- 簡易課税は「支払った消費税」を実額で集計する必要がない
- 支払った消費税は【預かった消費税×みなし仕入れ率】の計算式で簡単に求められる(みなし仕入れ率は業種ごとに決まっている)
次回はそれを説明していきますね。
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