持続化給付金が入金されたときの仕訳（個人事業主向け）

八百屋の大吉さん

いらっしゃい！
税理士さん、今日も大根買ってくかい？

こんにちは！
いつもおいしそうな野菜が並んでいて素敵ですね。

税理士

八百屋の大吉さん

前回は特別定額給付金について教えてもらったけど、今回は持続化給付金の会計処理について教えてもらえるかな？

はい、もちろんです！
大吉さんのような個人事業主が持続化給付金をもらった場合には、「雑収入」などの勘定科目を使って処理しましょう。

税理士

新型コロナウイルス感染症と持続化給付金

新型コロナウイルス感染症に見舞われた2020年。

感染症拡大の影響により経営が悪化した一定の事業者（中小法人・個人事業者等）に対して、事業の継続や再起のために支給されるのが持続化給付金です。

個人事業者の場合、その金額は最大で100万円。
自営業やフリーランスのうち多くの方が、受給されたことがあるか、これから受給される予定なのではないでしょうか。

この持続化給付金を実際に受け取った場合、どのように会計処理をすれば良いのでしょうか？

持続化給付金の税務上の取り扱い

まず、持続化給付金の税務上の取り扱いについて国税庁ホームページを確認しましょう。

課税となるもの
【事業所得等に区分されるもの】
持続化給付金（事業所得者向け）
家賃支援給付金
農林漁業者への経営継続補助金
文化芸術・スポーツ活動の継続支援
東京都の感染拡大防止協力金
雇用調整助成金
小学校休業等対応助成金
小学校休業等対応支援金
（以下省略）
出典元：国税庁ホームページ

上のとおり、事業所得者（個人事業主）向けの持続化給付金は課税と明記されています。

前回解説した特別定額給付金が非課税なのとは対照的ですね。

https://www.seguchi-blog.com/tokubetuteigakukyuufukin/

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「売上げが下がって困っている人に支給される給付金なのに課税されるの？」というご意見もあるかと思います。
私も感情的には同じ気持ちです。

その賛否はともかくとして。
まずは決められたルール（法律）に従って、正しい会計処理を行っておくことが私たちにとって大事なことですね。