今年はうれしいことがたくさんあった一年でした。
中でもスペシャルにうれしかった出来事をひとつご紹介して本年のブログ更新を締め括りたいと思います。
人生の四季
私にとって今年最大にうれしかったこと。
それはとある不動産会社のイベントで、作家である五木寛之さんの講演会に参加できたことです! (^^♪
説明不要の大作家さんですが、個人的にも最高・最強に大好きな作家さんのお一人です。
誠実な語り口で一生懸命お話してくださり、とってもとっても素敵な講演でした。
テーマは「人生の四季について」
中国では人の一生を自然の移り変わりになぞらえて、「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」と、4つの季節で区分する考え方があるそうです。
青春…若々しく、まさに人生の春に喩えられる季節のこと。いわゆる青年の頃。
朱夏…社会に出て働き、家庭を築き、社会に貢献する人生の活動期。
白秋…社会における役割や生々しい生存競争の世界から一歩引いて、澄み切った青空のように静かで自由な境地に暮らす季節。50代後半から70代くらいまで。
玄冬…70代後半からの20年間。
「白秋期から先をいかに前向きに生きていくか」ということが話の核心だったようで、その点を中心にお話されていました。
朱夏の季節を必死にもがいている私にとって正直ピンとくる話ではありませんでしたが、人生は長く、それを長期的に考えることの大切さを思いながら聴いていました。
ささやかな過去を大切にする
もうひとつ、次のような話もして下さいました。(同じことが著書にも書かれていましたので一部抜粋いたします)
(前略)私は、この時の体験があるおかげで、最終的に人間とは信ずべきものだ、と思えている気がします。人間の世界観をつくるものは、知識だけではないと、つくづく思います。むしろ、日々の生活の中で触れ合った人間とのささやかな出来事や体験が、人を育み、悩み苦しむこころを支えてくれる。だから、そういう体験をたくさん積み重ねていくことが、こころを励ます有効な方法なのではないでしょうか。
出典元:迷いながら生きていく(五木寛之)
年齢を重ねれば重ねるほど、こころは弱ってしまう。
うしろ向きに考えたり悩んだりすることが多くなってしまう。
でも、そんなときにこころの支えになってくれるのは、過去のちょっとした体験(思い出)だといいます。
そう語ったあとで、五木さんにとっての何でもないけれどささやかな、でもクスッと笑ってしまうような思い出エピソードを、ひとつふたつ教えてくれました。
五木さんは人間関係に悩むとき、当時のエピソードを思い出して「人間って結局はかわいい存在だよな。捨てたもんじゃないよな。」とご自身に語りかけるそうです。
過去を振り返り、味わうこともあっていい
今を生きることが大切で、過去にとらわれてばかりではいけない。
私自身はそんなふうに考えて生きてきました。
でも、五木さんは過去をもっと大切にしてもいいと言う。
むしろそうしなければ、これから先の人生を楽しく生きていけないと言う。
そんな話を聞いて、私にも過去にとらわれてしまうダメな自分がいるけれど、そんな自分をもっと認めてあげてもいいのかなと感じました。
講演会後は肩の荷が下りたように、何となくこころが軽くなりました。
五木さんの本を読むときも大体同じ。
背中をそっと押してくれるような、自分を肯定できるような気持ちにいつもさせてくれます。
一時間ちょっとの短い時間ではありましたが、実りある話を聞くことができてうれしかったです (^^)v
まとめ
・人の一生を4つの季節に区分する考え方がある
・年齢を重ねれば重ねるほど、こころは弱っていく
・ささやかな過去の体験や思い出が、悩むこころを助けてくれる
編集後記
読者の皆さまへ
本年は大変お世話になりました。
私の拙い文章にお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。
ただただ感謝の言葉しか思いつきません!
来年もこんな感じで、ゆる~く更新を続けてまいります。
引き続きお付き合いいただけますと幸いです。
それでは皆さん、よいお年を~ \(^o^)/
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