お大事になさってください。
医療費控除は年末調整で処理できず、確定申告をしないと受けられないんですよ!
年末調整では受けられない所得控除3つ
会社員やパートさんなど給与所得者の方は、通常は確定申告をする必要がなく、勤務先が行ってくれる年末調整で所得税に関する手続きが完了します。
毎月の給料から税金が天引きされ、年末調整での精算ですべてが完結するからですね。
しかし年末調整で勤務先に処理してもらうことができず、自ら確定申告をしないと受けられない制度が存在します。
その代表的なものが次の3つです。
- 医療費控除
- 寄附金控除
- 雑損控除
15種類の所得控除
これら3つはいずれも所得控除というものです。
所得控除とは、各納税者の個人的な事情を加味して税額を軽減してくれるもので、所得の合計金額から差し引くことができます。
実際に税金が安くなる金額は、所得控除の金額そのものではなく、その金額に各人の税率を掛けた金額となります。
この所得控除ですが、15種類あることをご存知でしょうか?
ちょっと多くて覚えるのが大変ですが、以下のとおりです。
①基礎控除
②配偶者控除
③配偶者特別控除
④扶養控除
⑤障害者控除
⑥ひとり親控除
⑦寡婦控除
⑧勤労学生控除
⑨社会保険料控除
⑩小規模企業共済掛金控除
⑪生命保険料控除
⑫地震保険料控除
⑬医療費控除
⑭寄附金控除
⑮雑損控除
このうち、①から⑫までは年末調整で会社が処理してくれますが、⑬から⑮の3つだけは会社は処理してくれません(処理できません)。
必ずご自身で確定申告の手続きをする必要があります。
確定申告しなければならない理由
ところで、どうして医療費控除・寄附金控除・雑損控除の3つだけは確定申告しないと受けられないのでしょう?
その理由は、これら3つは概して大きな金額になりがちで、税額に与える影響が大きいからと言われています。
そのため本人による確定申告を義務付けて、脱税につながらないようルールを厳しくしているんですね。
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とはいえ節税につながるならしっかり受けたい所得控除。
該当する方は面倒くさがらずに確定申告をして、納めすぎている税金をきちんと取り戻しましょう!
まとめ
・所得控除には15種類ある
・医療費控除、寄附金控除、雑損控除は確定申告しないと受けられない
・受けられる所得控除はもれなく受けて節税しよう
自分で税務署へ行って確定申告しないといけないんですね。
ぜひケンタさんもチャレンジしてみてください!
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